国際 ローミング
17.03.02
◆◆ １ ◆◆ ローミング
ローミングのローム（roam）とは、「歩きまわる」という意味ですが、 ローミングは、携帯電話を持った人が移動して、携帯電話会社のサービスエリアの外に出ても使用できる 機能のことをいいます。
日本では色々な電波の周波数で携帯電話がつながるようになっていますが、 外国でもそれぞれの国ごとに色々な周波数を使っています。 ただ、そのような状況ですが、どの国でも共通につながる周波数というのがあるので、 日本の携帯電話を外国に持っていっても通信することは可能です。 ただし、その国の電話会社から認められた電話番号ではないので接続はしてくれません。
ところが、現在では、日本の携帯電話会社は殆どの国の電話会社と提携をしていて、 提携国で日本の携帯電話をつなぐと、その電話番号が認識されて電話ができるようになっています。 このことを「国際ローミング」といいます。
◆◆ ２ ◆◆ 通信の種類
携帯電話の通信の種類は以下の２つがあります。
① 音声通話 ・・・・・ 通話する機能
② データ通信 ・・・・ ホームページを見たり各種のネット利用に必要なデータ通信の機能
「ローミング」では上記の２つを以下の名称で区別します。
① 音声通話 ・・・・・ 音声ローミング
② データ通信 ・・・・ データローミング
◆◆ ３ ◆◆ 国際 音声ローミング
国際音声ローミングは日本の携帯電話を使い、海外で電話番号をダイヤルをして通話をすることができます。
① 日本では、料金は発信した側にかかりますが、外国では受信側にもかかることもあります。
② 料金は国により異なりますが、１分１００円前後です。
③ 格安ＳＩＭの場合も音声ローミングが可能です。
◆◆ ４ ◆◆ 国際 データローミング
国際データローミングは日本の携帯電話を使い、海外でホームページを見たり各種のネット利用をすることができます。
① その国の電話会社の設備によりデータ通信の速度が日本より遅くなることがあります。
② 格安ＳＩＭの場合はデータローミングができない場合があります。格安ＳＩＭの提供会社により異なります。
③ 大手のキャリアの携帯電話のデータローミングでは割引制度があります。
〇〇〇 注意点 〇〇〇
音声ローミングでは電話番号をダイヤルして通信を始めるので、いつ利用したのかが分かりますが、
データローミングでは、利用者が知らないうちにデータ通信をすることがあります。
特にスマホの場合は、各種アプリが自動的に通信を始めて長時間のアップデートをすることがあり、 知らないうちに利用料が高額になることがあります。